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内海(うちうみ)と外海(そとうみ)ってどんな違いがあるの?

海は美しい景色を提供し、その青く広がる水平線や波の音は私たちの心を癒してくれます。また、海辺での散歩やビーチでの日光浴はリラックス効果があり、ストレス解消やリフレッシュに役立っています。海は島国に住む私達には身近な存在ですが、実は大きく2つに分けることができます。内海と外海です。この2つにはどんな違いがあるのでしょうか。今回はその点を考えてみたいと思います。

 

内海(うちうみ):

内海は「inland sea(内陸海)」や「enclosed sea(封じ込められた海)」と訳され、陸地に一部囲まれた、開けた海へのアクセスが狭いまたは限られている水域を指す言葉です。これらの海は、複数の島や半島によって複雑な海岸線が形成されていることが特徴です。湾や入り江、海峡などが当てはまります。大阪湾、東京湾などがそうですね。大きなくくりで言えば日本海や瀬戸内海も内海に入ります。内海は外海に比べて波が穏やかな傾向があります。

 

内海は陸地に囲まれているため、人間の生活範囲に存在しています。そのため漁業、海運、観光、リゾート地など、さまざまな経済活動や人々の生活に利用され、地域経済に重要な影響を与えます。また、内海ならではの景観や豊かな海洋生物も魅力です。加えて、内海は国内水域に該当し、各国の主権下にあります。国内法や地方自治体の管轄範囲に基づいて管理されます。

 

外海(そとうみ):

外海は「open sea(開放海)」や「outer sea(外海)」と訳され、陸地に囲まれておらず、一般に海岸線から遠く離れた広大な海のことを指します。湾や入り江は含まれません。地理的な特徴に制約されず、内海に比べて水深が深く、激しい波がある傾向があります。太平洋やインド洋などが外海の例です。

 

外海は国際貿易、海上交通、漁業、海底資源の探査・開発、油田や風力発電所などの海洋エネルギー産業が外海で行なわれるなど、より広範で国際的な経済活動に関連しています。また、海洋生態系の保護や気候変動の影響も外海で重要な問題となっています。加えて、外海は国際法に基づく海洋法の規制下にあります。領海、排他的経済水域(EEZ)、公海などの概念が適用され、国際的な協定や条約に基づいて管理されます。

 

こうやって比べてみると、同じ海でも使われる用途や国際法における扱われ方が違うんですね。

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