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空からありえないものが降ってきた その現象とは…

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空から降ってくるものといえば、雨や雪や雹などでしょう。しかしそれ以外のものが降ってきたら驚きますよね。例えば魚やカエル、氷の塊などが挙げられます。そのような現象をファフロツキーズ現象といいます。今回は、降ってくるはずもない物がなぜ降ってきたのか、世界中の事例など見ていきたいと思います。

 

まずファフロツキーズは「falls from the skies」(空からの落下物)を略した造語になります。この現象は世界中で報告されていますが、江戸時代の日本においても怪雨(あやしのあめ)という言葉で表されています。なぜ降ってくるはずもない物が空から降ってくるのでしょうか。

 

・竜巻原因説

竜巻に巻き上げられた物体は上昇気流に乗り、かなり遠くまで運ばれることがあるようです。実際、海上で発生した竜巻により魚が海水と共に巻き上げられて遠く離れた内陸部へ落下した事例がありました。嵐とともに魚や蛙が降ってきたという証言も複数存在することから、最も有力な説のうちの一つとなっている。

 

・鳥原因説

魚などの水棲生物の落下例が多いことから、鳥が咥えた獲物を上空で落としているという説

 

・悪戯説

何者かが人為的に落下物を散布しているという説

 

このほかにも、飛行機説や錯覚説などあります。では世界ではどんな事例が報告されているのでしょうか。Wikipediaに書かれていた事例のいくつかを抜粋します。

 

・1793年(寛政5年)8月、江戸市中に小雨に混じって大量の獣毛(馬の尾の毛ほどの長さ)が降った。

・1876年3月、アメリカ合衆国ケンタッキー州バス郡 - 100×50ヤード四方の範囲に赤身肉の断片が降り注いだ。

・1901年7月、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリス - 嵐が最もひどくなった時にカエルが降った。

・1956年、アメリカ合衆国アラバマ州チラチー - 晴天の中暗雲が現れ、ナマズ、バス、ブリームといった魚を降らせた。

・1989年、オーストラリアクイーンズランド州イプスウィッチ - 小雨の中、小魚約800匹が降り、民家の芝生が覆われた。

・2009年6月、日本石川県七尾市など - 多数のオタマジャクシが降った。

・2018年6月、中国山東省青島市 - 強風を伴う雷雨と雹の中、タコ・ヒトデ・アワビ・エビなどの魚介類が降った。

 

降ってくるものとしては水棲生物が多いですね。海が近くないのに魚が降ってきたらたしかにびっくりします。現代では科学が進歩しているので色々な説を考慮できますが、昔は神や悪魔の悪戯とか言われたようです。では、皆さんはどんなものなら空から降ってきてほしいですか?

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