貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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夏のオリンピックと冬のオリンピック どう違うの?

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写真はwikipediaから参照
 

東京オリンピックも最初はどうなることかと思われましたが、終わってみれば6割以上の人がオリンピックをやってよかったという世論調査が出ていました。スポーツの良さが改めて再認識されたのでしょう。夏季オリンピックが1年延期になったことで、来年の冬には中国の北京で冬季オリンピックが開幕します。コロナ禍でも、オリンピックという大きなスポーツイベントが続きます。今回は夏季と冬季のオリンピックの違いを考えます。

 

実は夏季オリンピックの正式名称はオリンピアード競技大会と言います。あまり聞きなれない言葉ですね。対して冬季のオリンピックの正式名称はオリンピック冬季競技大会で、夏と冬では名称が違うんですね。

 

参加国や人数はどうでしょうか。東京2020オリンピック(夏季)では205の国と地域から11,000人以上が参加しました。まさしく世界一のスポーツイベントです。339もの種目があります。冬季はどうでしょうか。2018年に韓国で開かれた平昌オリンピック(冬季)では92の国・地域から2925選手がエントリーしています。102種目行われました。規模的には夏季の3分の1程度といったところでしょうか。

 

なぜ冬季は夏季に比べて規模が小さいのでしょうか。皆さん察しは付いていると思いますが、冬季の主な競技は、スキー、スケート等、冬場にしか出来ない競技がほとんどです。雪が降らない地域ではウィンタースポーツをほぼ行いませんので、必然的に国や地域は絞られます。日本国内でも、雪の降る北海道や北日本の選手の出場が多くなっています。また、施設の充実面や道具類の費用を考えると、ある程度の金銭的に余裕のある国や人でないと難しいでしょう。ではどんな国が参加しているのでしょうか。

 

国別のメダルの数を見ても寒い国が有利だということが分かります。以下は平昌オリンピックでの受賞数です。

1位ノルウェー  金14 銀14 銅11

2位ドイツ    金14 銀10 銅7

3位カナダ    金11 銀8 銅10

4位アメリカ   金9 銀8 銅6

5位オランダ   金8 銀6 銅6

6位スウェーデン 金7 銀6 銅1

7位韓国     金5 銀8 銅4

8位スイス    金5 銀6 銅4

9位フランス   金5 銀4 銅6

10位オーストリア  金5 銀3 銅6

11位日本      金4 銀5 銅4

 

上記の国から分かる通り、冬季オリンピックは北半球の国がほとんどであることが分かります。南半球では23位にオーストラリアが入ってきました。冬季はどの国でも参加できるオリンピックではないんですね。

 

2022年の北京オリンピックに関しては人権問題やコロナの起源を巡って、欧米各国でボイコットが叫ばれています。もし欧米各国がボイコットしたとなると目も当てられない大会になってしまいそうですね。今後どうなるのでしょうか…

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