貴殿のふとした疑問に答えるブログ

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レバノンの大爆発ってどのくらいすごかったの? ゴーンさんは?

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大爆発やゴーンさんといえば、レバノン共和国です。この一年でよく耳にする国になりましたね。レバノンはアジア大陸で最も小さな主権国家で岐阜県くらいの大きさです。フランスの委任統治の時代があったので、首都のベイルートは東洋のパリとも呼ばれています。日本からも遠いのであまりなじみの無い国かもしれません。

 

レバノンには685万人がいますが、国外にその3倍レバノン人がいます。世界各地に散らばっているレバノン人の方が多いんですね。ルーツがレバノン人である有名な方として、カルロス・ゴーンさん(父親がレバノン人)ですね。他にもコロンビアの歌姫シャキーラ(父親がレバノン人)、ヴァン・ヘイレンの元ヴォーカリストのサミー・ヘイガー(母親がレバノン人)がいます。また、俳優のキアヌ・リーブスはレバノンの血は入ってはいないものの首都ベイルートで生まれています。

 

本題に戻りますが、2020年8月4日にレバノンの首都ベイルートの湾岸地帯で大規模な爆発が2回発生し、現在(8/13)分かっているだけで172人以上が死亡し、約6000人が負傷したとのことで、貯蔵されていた2,750トンの硝酸アンモニウムが爆発しました。これは広島の原爆の約10分の1の爆発力ということです。爆発が発生した跡地には約124メートルのクレーターができ、その深さが43メートルということで、いかに大きな爆発であったかが分かります。

 

この爆発によって10キロ離れた建物のガラスが割れ、200キロ離れたキプロス島まで振動が来ました。YouTubeには爆発の瞬間がたくさんアップされていますので、ご覧になるといかに大きな威力のある爆発であるかが分かると思います。

 

さて、この爆発でカルロス・ゴーンさんの家も被害を受けた模様です。ゴーンさんの家は爆心地からおよそ5キロ離れ、高級レストランやホテルが立ち並ぶ地域にあります。現地の関係者によるとこの爆発によって自宅の正門や窓などが被害を受けたとのことです。

 

レバノンの経済はガタガタ、新型コロナウイルスの蔓延、そして今回の大爆発。さらに宗教的にもキリスト教やイスラム教など18の宗教・宗派が混在していてそれぞれのコミュニティーが力を持っていますので、今後政情が不安定になるのは必至です。国民がかわいそうでなりませんね。

 

そんな中、ゴーンさんはどうしているのでしょうか。どこかに逃げようにも、被告という立場なので飛行機に乗って国外へは逃げられません。陸続きの国に逃げようにも南のイスラエルはレバノンの敵国、東のシリアは戦争中で治安が悪い、船でトルコに行く手段もありますが、トルコはゴーン氏の日本脱出をほう助した一行7人を逮捕していますので、彼自身も見つかれば逮捕される恐れがあります。

 

ゴーンさんは現在ベイルートから避難して郊外に身を寄せているとのことですが、彼の今後の動向が気になりますね?

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