貴殿のふとした疑問に答えるブログ

ふと疑問に思う「なぜ?」「どうして?」「〇〇って何?」に答えるブログです。

LRTって何?どんな特徴があるの?

f:id:pointia:20190811002259j:plain

参照:wikipedia 阪堺電気軌道

 そもそもLRTとは何の事でしょうか?LRTとは、Light Rail Transit(ライトレールトランジット)の省略になります。実は北米以外の国では定まった定義があるわけではなく、ここ日本においては低床車両の路面電車(併用軌道)をLRTと呼称することが多く、最新の技術が反映された次世代型の路面電車と言えます。

 

LRTにはどんな特徴があるのでしょうか。LRT事業を進めている宇都宮市のサイトには以下のように書かれています。
・LRTの車両は、騒音や振動が少なく快適な乗り心地
・車両の床が低く平らで、ホーム(乗り場)との間に段差や隙間がほとんどない
・専用レールを走るため、時間に正確な運行が可能
・洗練されたデザインは、「まちのシンボル」になる
・道路上を走るので、ほかの交通手段との連携がスムーズ

 

確かに昔の路面電車とはデザインやバリアフリーという観点から見ても違いますね。
宇都宮市だけでなく静岡市や金沢市、伊丹市や松江市など色々な地域でLRTの導入を検討している都市があります。

 

続いて、路面電車とLRTの時代背景について考えてみたいと思います。
東京には都電「荒川線」という路面電車が走っています。荒川区の三ノ輪橋停留場と新宿区の早稲田停留場を結ぶ12.2kmの路線です。現在は1路線しかありませんが、全盛期の1955年頃には40系統も運行されていたこともあります。なぜほとんどが無くなってしまったのでしょうか。

 

f:id:pointia:20190811002702j:plain

 

今でこそ車は誰でも持てる時代でしたが、60,70年前は車を持てる人は限られていました。その後、車社会が到来し東京にも人と車が集まってくるようになりました。また、地下鉄が出来たことによって都電の採算が悪くなったなどの理由で路面電車の多くが廃止されてしまったのです。ほかの都市でも似たような状況ゆえに路面電車の廃止や縮小がなされました。

 

では、なぜ今ごろ次世代型とはいえ路面電車の進化版(LRT)を走らそうとしているのでしょうか。大きな理由として社会情勢の変化が挙げられます。現在の日本は少子高齢化にまっしぐらです。車を運転できなくなる人は今後も増加してゆくことが予想されます。それゆえ新たな公共交通機関が生まれることは年配者にとって良いことと言えます。

 

また、交通機関を整備することで街が活性化します。人口が減る中、車を持てないと外出が減り、消費の拡大は望めません。LRTなどの移動手段があることで街に活気と消費をもたらし経済効果を生み出すことで、持続可能な街を維持することができます。

 

確かに新たにLRTを走らせるとなると、費用も掛かりますし、渋滞がひどくなるのではと懸念される方もいます。LRTの成功か否かは走らせてみて10年後くらい経たないと分からないかもしれませんね。今後の日本は人口も減り、自治体も維持できなくなるところも出てくることでしょう。何かしらの手を打たないといけない状態になっています。LRTが採用されるのであれば、街の活性化に役立つことを期待したいですね。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

ナローゲージの鉄道のメリット・デメリット

f:id:pointia:20190429004142j:plain

皆さんは普段鉄道に乗られるでしょうか。JR、私鉄、新幹線など日本各地に路線網が張り巡らされています。これらは大きく分けて2種類の幅のレールが使用されています。JRの在来線など(一部を除く)は狭軌1,067mmの幅のレールを採用しています。近畿日本鉄道や京成電鉄、阪神電気鉄道などの多くの私鉄や新幹線は標準軌と呼ばれる1,435mmの幅のレールを採用しています。

 

1,067mmや1,435mmが主流の中で、762mmのナローゲージ(これも狭軌)の鉄道路線が日本には走っています。そもそもナローゲージとは「軽便鉄道」とも呼ばれており、明治から大正にかけて日本各地、特に地方で多く建設されています。現在、国内で走っている旅客営業しているナローゲージの路線は、富山県と三重県の3つの鉄道会社のみとなりました。

 

・黒部峡谷鉄道本線(富山県)
・三岐鉄道北勢線(三重県)
・四日市あすなろう鉄道内部・八王子線(三重県)

 

三岐鉄道北勢線と四日市あすなろう鉄道内部・八王子線は、もともと近鉄の路線でしたが、赤字が続いていたため廃線もしくは路線バスへの転換が検討されました。しかし沿線住民や自治体の希望によって、北勢線は2003年に三岐鉄道に、内部線と八王子線は2015年に四日市あすなろう鉄道に移管され現在に至っています。

 

黒部峡谷鉄道はもともと日本電力が発電所建設のための資材運搬用として敷設された専用鉄道でした。のちに旅客扱いをしています。公共交通機関と言うよりかは、トロッコ列車を走らせるなど観光資源に重きを置いた路線と言えます。

 

ナローゲージのメリットとして、車両が小さいので輸送密度が高くない地域に適しています。鉄道設備の投資やメンテナンス費用が標準鉄道より安く済みます。また走っている路線が少ないので希少価値があり、観光資源として生かすことができます。

 

デメリットとしては、車両が小さいので混雑時は圧迫感を感じやすくなります。また電圧が低く、レール幅が短いので速度が遅くなってしまいます。それに加えてレールの幅が違うのでほかの鉄道会社との直通運転ができません。ナローゲージの車両を導入している会社が少ないので車両の調達にはコストがかかってしまいます。

 

昔は、全国各地でナローゲージの車両が走っていましたが、今では路線バスにとって代わられています。バスは駅や線路、架線、踏切などの設備が無くて済むので、鉄道と比較しても維持費が掛かりません。道路さえあれば柔軟に走らせることができますし…。ナローゲージの路線が減っているのも分かる気がします。

 

このような理由を考えると、この3つの会社がいつまで走らせているか分かりませんので、是非一度ナローゲージの鉄道に乗ってみられてはいかがでしょうか。希少価値もあり可愛いですよ!

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

なぜ関西の私鉄はあんなに個性派ぞろいなの?

f:id:pointia:20190326212317j:plain

よく関西は「私鉄王国」と呼ばれています。皆さんは阪急・阪神・南海・京阪・近鉄をご存知でしょうか。この5社はみな、大阪の中心部から各地域に線路が伸びています。私は関西に住んだことはありませんが、この5社の電車に乗りたくてわざわざ大阪まで行ったことがあります。大阪は鉄道好きには本当に面白い場所です。
では、それぞれの鉄道会社にはどんな特色があるのでしょうか。簡単に見てみましょう。

 

阪急
阪急は大阪梅田と神戸・宝塚・京都を結ぶ鉄道で、宝塚歌劇団を運営していることでも有名ですね。創業者の小林一三が作りました。
この阪急梅田駅はホームがとても大きく、3線同時発車を見ることもでき圧巻です。車体はすべてマルーン色で統一され気品を感じさせてくれる会社です。高級住宅街を通るイメージがあります。

 

阪神
阪神と言えば阪神タイガースですよね。梅田から神戸まで結んでいて途中に甲子園駅があります。神戸方面へはJRと阪急がライバルですが、阪神は駅の数が多く、駅間の距離も短いため他社との時間勝負では勝てません。その代わり普通列車に高加速、高減速性能を追求した「ジェットカー」があります。以前「ザ!鉄腕!ダッシュ‼」でTOKIOとジェットカーが駅間リレーをしていました。

 

南海
南海は日本最古の私鉄です。大阪の難波が起点となり和歌山、高野山、関西国際空港を結んでいます。南海には「ラピート」という空港アクセス特急があります。奇抜なスタイルゆえ「鉄人28号」などと呼ばれています。

 

京阪
京阪は大阪、京都、滋賀に路線網を持つ鉄道会社です。京阪の特徴は何といっても個性的な車両でしょう。車内にテレビが付いている「テレビカー」(2013年に終了)、無料で乗れるダブルデッカー(2階建て車両)などはとても人気の車両です。発車メロディーも面白く、駅ごとにメロディーは違うが通して乗ると一つの曲になっています。詳しくはYouTubeで聞いてみてください。

 

近鉄
近鉄は大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県にまたがる私鉄最長の路線網を持つ鉄道会社で、総営業キロ数は、501.1kmにもなります。路線図を見ると大阪と奈良はごちゃごちゃしていて行先も色々です。大和西大寺駅では4方向から電車が入選してきますのでホームから見ていても飽きません。

 

少しですが関西の私鉄の特徴を挙げてみました。それぞれの会社に個性とプライドが見て取れます。スピードではJR西日本が一歩リードしていますので、JRに対抗する各私鉄の頑張りも見どころです。外国人も関西にはたくさん来ていますので、どんどん沿線地域を盛り上げていってもらいたいと思います。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

変わった駅名&気に入った駅名あげていきます

f:id:pointia:20190312180941j:plain

今から15年近く前、初めて大阪に行き阪急電車宝塚線に乗りました。梅田駅の大きさと統一感の取れたマルーン色の車体の数に驚いたのですが、梅田駅で待機していた電車の方向幕を見ていたら「雲雀丘花屋敷」というのが目に入りました。「長っ!」と思ったと同時に「これ何て読むの?」という疑問も湧いてきました。「うんじゃく…、くもすずめ…」頭の中で駅名を考えながら電車に揺られていましたが、アナウンスで「ひばりがおかはなやしき」というのが聞こえ疑問は解決しました。にしてもかっこいい名前ですよね。気品さえ感じます。

 

それで、今回は変わった名前や気に入っている名前をあげていきます。

 

半家駅(はげ)JR四国 なぜそんな名前にしたんだ?と聞きたくなりますよね。「次は半家、半家でございます」とアナウンスされたら、知らない人は吹き出してしまうかもしれませんね。

 

上ゲ駅(あげ)名古屋鉄道 最初「かみげ」と読むのかと思いました。上ゲというのは住所のようです。

 

隼人駅(はやと)JR九州 かっこいい名前ですね。スピード感を感じさせる駅です。

 

天王洲アイル駅(てんのうずあいる)東京モノレール&東京臨海高速鉄道 アイル(isle)とは英語で「島」を意味する言葉です。ここは島なので海にも近く、高層ビルやマンションが立ち並ぶ造られた街です。「天王洲」という重みのある言葉と、「アイル」という軽やかな感じが乙です。

 

四天王寺前夕陽ヶ丘駅(してんのうじまえゆうひがおか)大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 谷町線 「長っ!」なぜ夕陽ヶ丘をくっつけたんだ。

 

心臓血管センター駅(しんぞうけっかんせんたー)上毛電気鉄道 直截的ですね…なんか怖いです。

 

宮本武蔵駅(みやもとむさし)智頭急行 そのまんまの名前ですね。付近に宮本武蔵の生誕地伝承があることから命名されました。

 

金沢文庫駅(かなざわぶんこ)京浜急行 「ここは本屋か?」と突っ込みたくなります。金沢にあるわけではなく神奈川にあります。

 

聖蹟桜ヶ丘駅(せいせきさくらがおか)京王電鉄 これもかっこいいですね。柔と剛が組み合わされた良い名です。

 

倶利伽羅駅(くりから)IRいしかわ鉄道&あいの風とやま鉄道 4文字に対して漢字4文字、「夜露死苦」っぽいですね。

 

竜王駅(りゅうおう)JR東日本 ドラクエのラスボスか!かなり強そうですね。

 

天下茶屋駅(てんがちゃや)南海電鉄&大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 堺筋線 豊臣秀吉をイメージしてしまうのは私だけでしょうか?華やかな名前ですが、大阪の下町です。

 

以上、変わった駅名&気に入った駅名をあげていきました。「ほかにもあるぞ!」と言われる方もいるでしょうが私の知識ではここまでです。どうもありがとうございました。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

東京と大阪の地下鉄の名称を比較してみた

f:id:pointia:20190311000006j:plain

私は鉄道が好きですので時刻表を眺めていました。たまたま地下鉄の路線図を見ていてあることに気付きました。大阪の地下鉄の路線名が「〇〇筋線」というのがたくさんありました。筋って何?

 

関東では筋という言葉を耳にする機会はありません。血筋、牛筋くらいですかね…。ということで、今回は何で大阪の地下鉄は〇〇筋線と言うのか、東京の地下鉄の路線名と比較してみました。

 

筋とは、細長くかつ何本か連なったものを指す言葉です。大阪市内においては、原則として南北方向に延びる通りを「筋」、東西方向に延びるものを「通」(とおり)と言うそうです。

 

ということは、〇〇筋線と言うのは基本的には南北方向の路線と言う意味ですね。どんなものがあるでしょうか。


・御堂筋線(御堂筋を通っている 南北)
・堺筋線(堺筋を通っている 南北)
・四ツ橋線(四ツ橋筋を通っている 南北)
・谷町線(谷町筋を通っている 南北)
・今里筋線(今里筋を通っている 南北)
・千日前線(千日前通を通っている 東西)
・中央線(中央大通を通っている 東西)
・長堀鶴見緑地線(長堀通と鶴見通を通っている 東西)

 

南北(筋)と東西(通)に分けて命名しているんですね。

このように大阪の地下鉄は通りの名前でした。では東京の地下鉄はどうでしょうか。

 

【東京メトロ】
・銀座線(地名)
・丸の内線(地名)
・日比谷線(地名)
・千代田線(地名)
・有楽町線(地名)
・半蔵門線(地名)
・副都心線(地域名) 池袋、新宿、渋谷は副都心と呼ばれている
・東西線(方角)
・南北線(方角)

 

【東京都交通局】
・浅草線(地名)
・三田線(地名)
・新宿線(地名)
・大江戸線(東京の昔の呼び名である江戸の雅名)

 

東京の地下鉄のほとんどが地名を採用しているんですね。路線図を見たら分かるのですが、ぐちゃぐちゃです。幹線通りの下を走ってはいますがU字やS字ばかりです。東京メトロ東西線と都営新宿線が比較的直線を通っています。

 

東京のド真ん中には皇居があります。それを迂回するように走らなければなりませんのでどうしてもカーブしてしまうんですね。ですから東京の地下鉄には通りではなく地名を付けた方が、都合がよかったのでしょう。ちょっとした発見でした。

 

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

LCCではなくMCCって何?

f:id:pointia:20190308230448j:plain


 

LCCというのを聞いたことのある方は多いでしょう。LCCは格安航空会社のことで、ローコストキャリア(Low-cost carrier)と言われています。エアアジアやバニラエアーなどが有名ですね!大手に比べてサービスや快適性は劣りますが、運賃が安いなどの特色があります。

 

日本で大手と言えばJALやANAのことを指します。これらは「フルサービスキャリア」とか「レガシーキャリア」などと呼ばれています。従来型の旅客サービスを提供している航空会社のことで、複数の座席クラス(ファースト・ビジネス・エコノミーなど)を提供し、機内食や飲料も運賃に含めて提供していることが多いです。

 

ではMCCとは何でしょうか。初めて聞く方もおられるのではないでしょうか。MCCとは、ミドル・コスト・キャリア(middle-cost carrier)という意味です。言葉の通り、ANAやJALよりは料金が安く、LCCよりは高いというものです。該当する航空会社としては、スターフライヤー、スカイマーク、ソラシドエア、エアドゥなどです。←これらはLCCではないんですね。

 

LCCだと座席指定料金がかかりますが、MCCはJALやANAと同じく追加で支払う必要がありません。家族や友人たちと乗る場合には良いですよね。

 

座席も場合によっては大手よりも広い場合があります。
会社にもよりますが、A320の大手のシートピッチが大体約79センチ、LCCが約73センチ、ソラシドエア(MCC)が約81センチ、スターフライヤー(MCC)に至っては約86センチです。スターフライヤーはとても広いですね。

 

ちなみにこのスターフライヤー、コンセプトを"ホスピタリティ"を掲げています。ですから座席にヘッドレストやフットレストを装備し、全席に個人モニター、コンセントも設置しています。それゆえ人気の航空会社です。

 

荷物に関してですが、MCCは大手と似ていて、機内持ち込みが10kg、預入荷物が20kgまで無料の会社が多く、追加の料金が発生する可能性が少ないのはうれしいですね。

 

あと忘れてはならないのが離発着空港です。LCCは成田空港を使用しますが、MCCは羽田空港を使用します。成田に近い方以外は羽田の方が便利ですし、交通費も安く上がります。トータルではLCCよりMCCの方が安い場合もあるに違いありません。安い航空券だけで買わない方がいいかもしれません。

 

LCCの台頭で航空業界も競争の波にさらされていますが、MCCはあまり目立ちませんが、サービスと安さのバランスが総じて良いように感じられます。みなさんも飛行機に乗られる機会がありましたら、MCCの存在を思い出してみてください。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

路線バス長距離日本一はどこ?

f:id:pointia:20190304225955j:plain

引用:wikipedia

 皆さんが住んでいる場所にも路線バスが走っていることでしょう。都会の路線バスは長くても1時間も走れば終点にたどり着きますよね。しかし日本一長距離を走る路線バスは6時間半をかけて走ります。奈良交通の「八木新宮線」です。奈良県の大和八木駅から、和歌山県の新宮駅までを結んでいる路線です。

 

距離は166.9キロ、停留所は167にも及び、この距離を1人で運転しています。山道を6時間以上かけて走るんですからすごいですね。

 

大和八木から終点の新宮駅までの料金は5,250円で、夜行バス並みの料金になっています。高速道路を使わない路線の中では、走行距離と走行時間共に日本一を誇っていて、奈良交通が往復3便運航しています。

 

この路線は紀伊半島を縦断するのですが、山深い場所を長時間かけて走ります。そのため3回の休憩が設けられています。五條バスセンター、上野地(谷瀬吊り橋)、十津川温泉の3箇所です。乗客だけでなく、運転手も休みたいですよね。

 

沿線には、熊野古道や葛城古道、秘湯(川湯温泉、十津川温泉、湯の峰温泉)などもあり地元の方だけでなく、観光客の需要もあります。インバウンド効果もあり、最近では外国人も見受けられるようになりました。

 

小ネタですが、この路線バスも通過する十津川村、実は1889年に大規模水害が起こりました。168人が亡くなる大災害で、村落の大部分が壊滅状態になってしまい、そこに住んでいた約2500人が北海道へ移住しました。開拓した場所の名前は「新十津川村」です。十津川村を愛していたんですね。

 

今は村から新十津川町に昇格しています。ちなみに北海道の新十津川町の方が奈良県の十津川村より人口は多いのですが、奈良県の十津川村を「母村」とよんでいるそうです。

 

話は路線バスに戻って、私がこのバスに乗ったのが学生だった2001年でした。父親に連れられて新宮から乗り、湯の峰温泉に泊まり、翌日五條バスセンターまで乗りました。このバスがこんなに長いことなど全然知らずに乗っていたんですね。いくら乗っても父が降りる気配を見せないので、「いつ降りるの?」と尋ねたところ「五條だよ」と言いました。当時は関西の地理に詳しくなく、今のようにスマホで「五條」を検索できなかったので、「ふーん」と答え、景色を楽しんでいました。

 

バスが止まったので「ようやく終点か」と思ったら、休憩でした。紀伊半島でよく食べられている「めはり寿司」を買い、バスの中で食べました。山の中を延々と走っていたので、「日本というのはほんと山国なんだな」と改めて感じました。都会育ちだった私にとってとても新鮮な旅でした。機会があったらまた乗りたいですね。

 

とてもいい路線なんですが、山の中をずっと走りますので、トイレの近い方や車酔いをしやすい方は乗らない方がいいかもしれませんね…。でもお勧めです!

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

車の自動運転は良いことばっかりなの?

f:id:pointia:20190225224032j:plain

もし車が自動運転化されたら未来はどうなるんだろうと考えることはありますか?まだ実際に走っているところを見ていないので、イメージするのが難しいかもしれませんが、私たちの生活が一変することは分かります。では、車の自動運転化が進むことでどんなメリットがあるのでしょうか。

 

●事故の減少

 ブレーキとアクセルを踏み間違え、よそ見、飲酒運転などの事故を減少させることができます。人間によるミスは無くなります。

 

●乗員の規制がなくなる

 法がどうなるか分かりませんが、自動運転なので子供や老人、無免許の人、全盲や肢体不自由な障害者、酔っぱらいなどでも乗ることができる。

 

●人件費削減&運転手不足の解消につながる

 バス、トラック、タクシーにおいて運転手がいらないので人件費が削減でき、同時に運転手不足から解消される。


●行動範囲が広がる

 自動で運転してくれるので、渋滞や長時間運転による負担が減少される。

 

 

車が自動運転になればたくさんのメリットがありますね。しかしデメリットも存在します。解決しなければならない大きなハードルも存在します。どんなものがあるでしょうか。

 

●車載コンピューターの不具合

 ソフトウェアが壊れたり、ウイルスにやられたら、車が走る凶器になってしまうかもしれません。そして自動運転によって事故が起こった場合、責任は誰にあるのかという問題が生じます。

 

●技術的な問題

 地図が古くなった場合、正確に走ることができるのか。また信号機が故障し、手信号やジェスチャーになった時に正確な運転ができるかどうかも課題ですね。また工事やイベントなどで交通規制が行なわれた場合にきちんと変更できるか、という問題もあります。

 

●犯罪に使われる危険性

 危険物や爆発物を積んで爆発させることができたら、走る火薬庫状態になってしまいます。爆発すれば大惨事になってしまいますし、犯罪者はノーリスクで車を標的に向かわせることができてしまいます。

 

このようにデメリットも考えると、本当にすべての問題をクリアできないと公道での走行は難しいかもしれません。自動運転を行なうにあたり、高速道路よりも一般道路を走らせる方がはるかに難しいです。飛び出しなど瞬時に対処しなければならない事象が多々ありますので、開発する側は苦労すると思います。

 

私たちは「いつ走るんだろう」「いくらで売り出されるのだろう」などを考えてしまうかもしれませんが、実際に無人で走らせるためにはまだまだやるべきことがあるんでしょうね。

 

各国が競争して開発している無人運転車。いつ走り出すか分かりませんが、すべての問題がクリアされて売り出されるようになったら私たちの生活は一変することは間違いありません。今後が楽しみです。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

なぜ乗客が少ないのに大きいバスで走るの?

f:id:pointia:20190215145225j:plain

引用:wikipedia

 

私が住んでいる地区の話ですが、昼間は全然人が乗っていないのに、大きいバス(定員60人くらい)で走っています。おかげに狭い道なのですれ違いも大変です。もっと小さなバス(マイクロバス)みたいなのでもいいんじゃないかなと思うときがありました。その方が狭い道でもすれ違いやすくなるし、燃費もよくなるのではと考えていました。それで今回はこの点を調べてみることにしました。

 

バスに乗客が乗る時間帯はいつだと思いますか?当然朝と夕方の通勤通学時ですね。もしその時に小さなバスを走らせていたらどうなるでしょうか。場合によっては乗せられないかもしれません。またマイクロバスなどでは乗り降りに時間がかかってしまいますね。そうならないためにも朝夕に対応できるバスを当てているのです。当然昼間は乗る人が少ないのでガラガラという状況が出来上がってしまいます。燃費を加味したとしても大きいバスの方が都合がいいんですね。

 

では、そのような路線では採算は取れるのでしょうか。昼間は人が乗っていないので赤字です。それでも朝夕で多くの人が使ってくれますのでトータルでは収益を得ることができるのでしょう。企業側も採算が取れると踏んでいるから走らせているんですものね。

 

しかし、路線によっては収益が出ていなくても路線バスを走らせています。なぜそんな無駄なことをするのでしょうか。それは住民の足を確保するためです。過疎地域ではバスが市民の足になっているところもあります。もしバスが廃止されたら彼らは生活できなくなってしまいますよね。そのため事業者は路線を廃止させずに走らせているのです。まさに公共交通としての役目を負っていると言えるのではないでしょうか。

 

当然企業はお金を稼ぐ必要がありますが、そのような地域では収益を得られません。この場合は国の補助金をもらって路線を存続させているのです。

 

全国の路線バスの8割は赤字だと言われています。たくさんの乗客が見込める東京23区を走っている都バスですら大半は赤字路線です(都バスの場合はどこまで乗っても一律210円というのが収益に響いているようですが)。東京でそうなら地方ではもっと経営が厳しいでしょう。確かにバスは鉄道に比べ赤字額は少ないですが、塵も積もれば山となりますし、我々の税金が投入されているのも事実です。

 

今後、少子高齢化の影響で人口が少なくなるのは目に見えています。しかし運転のできない高齢者は公共交通機関に頼らなければならない状況でもあります。そういった中でバス事業者が生き残りをかけてどのように経営判断をしていくのか注目してゆきたいと思います。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

最近よく聞くモーダルシフトって何?

f:id:pointia:20190206143423j:plain

モーダルシフト(modal shift)とは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することです。簡単に言えば輸送手段の転換と言い換えられます。

 

なぜ最近この言葉を聞くようになったのでしょうか。皆さんはインターネットで買い物をすることはありますか?多くの人が「ある」と答えるでしょう。ではその商品はどのような手段で家まで届くでしょうか。それはトラックです。

 

インターネットでの買い物はとても便利で、家から出なくても買い物ができてしまいます。その代わりトラックが街中に増えたらどうなりますか?いろいろなデメリットが発生してしまいます。それを緩和するために国を挙げてモーダルシフトの普及を勧めているのです。ではモーダルシフトを行なうメリットについて少し考えたいと思います。

  • 二酸化炭素の削減 トラックがたくさん走れば二酸化炭素を排出します。環境に良くないですよね。しかしトラックから鉄道に変えることで11分の1、船舶に変えることで6分の1程度まで二酸化炭素を削減ができるのです(国土交通省の統計を参照)。
  • 大量輸送が可能 トラックが積める荷物には限りがありますが、鉄道輸送ならトラック65台分、船舶輸送ならトラック160台分の荷物を運べます。
  • 渋滞が減る トラックが少なくなれば当然渋滞も減ります。それによってバスなどの交通機関も定時での運行がしやすくなりますし、私達もスムーズに走ることができるので良いことです。
  • ドライバー不足の解消 トラックドライバーの「過労運転」という言葉をよく聞きますが、それくらいドライバーを酷使しなければ物流が成り立たなくなっている表れではないでしょうか。大変な仕事のわりに給料は高くないので将来トラックドライバーになりたいという若い人も少なくなるでしょう。

こういった理由から国もモーダルシフトを推奨しています。しかしトラックは悪天候や渋滞があったとしても融通がきかせて輸送できますし、鉄道や船舶に比べて到着も早いです。また輸送コストもトラックだけで完結させた方が安いです。このようにトラック輸送のメリットもあります。

 

それでも地球の環境のことやドライバーの体のことを考えれば、モーダルシフトが進んでいくことは良いのかもしれませんね。そして今後ますます拡大してゆくことが予想されます。

 

私達個人としては、インターネットで買ったものが1日か2日到着が遅くなる程度かもしれません。そのちょっとの我慢がたくさんのメリットを生み出すということを考えるなら私もモーダルシフトを甘んじて受け入れてゆきたいと思います。

 

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

超大型機エアバスA380の評判ってどうなの?

f:id:pointia:20190202220850j:plain

皆さんはエアバスA380というのをご存知でしょうか。この飛行機はエアバス社が開発した世界初の総二階建ての大型ジェット旅客機の事です。この機体が披露されるまではボーイング社のB747(通称ジャンボジェット)が一番大きな旅客機でした。現在A380よりも全長が長い機体はありますが、総二階建てはこのA380だけですので、ほかの機体との見た目は全然違っています。私もA380を成田空港で初めて見たときは、そのずんぐりむっくりしたフォルムと迫力に驚いたのを今でも憶えています。

 

その大きさゆえに、客室も各航空会社によって仕様を変えることができます。もしすべての座席がエコノミーなら約800席確保できます。ビジネスとエコノミーの2クラスだけでも約600席確保できますからいかに大きな機体であることが分かります。一度に多くの人を運べるというのは大きなメリットですね。キャビンの空間も広いので圧迫感はほとんど感じませんし、新しい機体ですので内装もきれいです。

 

しかしこの大きさがデメリットにもなってしまいます。機体が大きすぎるが故に小さい空港では発着が不可能ですし、A380専用の大きな格納庫やボーディングブリッジも必要になるため就航路線も限られてしまいます。また採算に合うドル箱路線はそうそうありませんので、一つの航空会社でたくさんのA380を持つことは難しいでしょう。そうなると機体が故障した場合に代替機が無いということが起きてしまうのです。


ですから現在のトレンドは小型高頻度運行となっています。一日に一回大型機を飛ばすよりも、一日に数回中型機や小型機を飛ばす方が乗客にとっても利便性が向上しますし、好まれます。仮にA380が空気輸送状態になってしまいますと大損になってしまいますし、低燃費エンジンになったとはいえ4つのエンジンですから燃料費も馬鹿になりません。時代が大型機から中小型機に変わっているのです。

 

しかし、私個人としてはA380の存在感やキャビンの広さやなどとても気に入っています。大きな空港でしか見れないレア感もあります。まだまだ飛んでほしい機体です。これからANAが3機保有して、成田ーホノルル線を飛ぶことになっています(2019年2月現在)。ANAはドル箱路線なので採算が見合うと判断したのでしょうが、今後の推移を見てゆきたいと思います。

 

日本の航空会社で初のA380です。私も成田ーホノルル線に乗ってみたいと思いますし、可能な限り長く飛ばしてほしいとも思います。皆さんも機会があったらぜひホノルルまで乗ってみてください。

 

にほんブログ村 その他ブログへ
にほんブログ村

舟と船ってどう違うの?

f:id:pointia:20190130221741j:plain

皆さんは船という漢字のもとをご存知でしょうか?聖書の中に出てくるノアという人物は聞いたことがあるかもしれません。「ノアの方舟」のノアです。船という漢字は舟の中に8人の人間が入ったからこの漢字になったのです。どういうことでしょうか。

 

船=舟+八+口(人)

ノアと妻、息子のセム、ハム、ヤペテとそれらの妻たちの8人です。口という字は人口を指します。ですから舟に乗った8人=船となったわけです。

 

舟も船も人や物を乗せて水上を渡る目的で作られた乗り物を指します。では舟と船には何か違いがあるのでしょうか。

 

  • 舟→手で漕ぐような比較的小型のものを指します。
  • 船→舟よりも大きく、動力を備えたものを指します。

舟で海洋に出るのは大変そうです。ちなみに舟という字は英語で表すとBoat(ボート)になります。なんとなくイメージできますね。反対に船という字は英語だとShip(シップ)になります。旅客船や貨物船などが該当します。

 

調べると「艦」という字は、船は船でも軍艦を指します。英語ではWar Shipになります。ですからこの「艦」という字を使う船の種類として軍艦、駆逐艦、潜水艦、砲艦、海防艦、輸送艦、などに用いています。そのため商用船にはこの「艦」という字は使いません。

 

船は物や人を水上で運びますが、空を飛ぶ飛行機にも船にまつわる言葉が使われています。例えば、キャプテン(機長)、シップ(飛行機)、キャビン(客室)、クルー(乗員)などです。これらは船舶で用いている言葉ですが、飛行機でも当たり前のように用いているんです。

 

また、飛行機は左のドアからしかキャビンに入りませんよね。これも昔の船の名残となっています。船は左舷から港に接岸して、人の乗り降りや荷物の積み卸しをするのが慣習でしたが、これを飛行機にも採用したということです。ということは飛行機に乗って右のドアが開く時は緊急事態ということですね^^:(例外もあると思いますが…)

 

船に乗る機会は漁師さんやフェリー会社に勤めていない限り、頻繁に乗る機会はないかもしれません。しかし船旅は鉄道や飛行機とは違いゆったりした旅を楽しめますし、海風を感じたり、大海原だけの景色も楽しめます。非日常を楽しめるのがいいですね。ぜひ皆さんも船旅を計画してみてはいかがでしょうか?

 

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

夜行バスと昼行バスどっちがいいの?

 

f:id:pointia:20190129170041j:plain

宿代を浮かせたい人、お金がない若者、夜の時間を活用したい人などに大人気なのが夜行バスです。鉄道や飛行機に比べてリーズナブルですし、寝ているうちに目的地まで運んでくれるのがうれしいですよね。到着したらすぐに活動することもできます。そのようなメリットがあるためバス会社は夜行バスを多くの都市に走らせています。特に関東圏や関西圏からは放射状のように各都市に路線がつながっています。皆さんも今まで乗る機会がありましたでしょうか?

 

バスで長距離の移動となると夜行バスが真っ先に思い浮かびますが、目的地によっては昼行バスも走っています。距離が300kmを超えるような長距離だと夜行バスの割合が高いのですが、少なからず昼行便も走っています。

  • 東京ー大阪間だと距離は約500kmです。調べてみますと夜行バス127便に対して昼行バスが13便でした(2019年1月時点)。昼行便は約9時間かけて大阪まで行きます。
  • 東京ー名古屋間だと距離は約350kmです。夜行バス72便に対して昼行バスが74便でした(2019年1月時点)。ちょうど夜昼半々ですね。

名古屋なら5時間半で着きますが、大阪だと9時間乗車していなければなりません。昼間の9時間は長いですね~。東京を朝10時に出発したら、大阪には夜7時に到着ですからね。その日はほとんど車内で過ごしている気分になるでしょう。でも昼行便にもメリットがあるので少なからず運行されています。

 

ー料金が安い場合があるー
JRバスで料金を比較してみますと、昼行便の最安が3300円で、夜行便の最安が3600円でした(2019年1月時点)。昼行便の方が少し安く設定されていますね。※しかし目的地によっては夜行の方が安い場合もありますのでご確認ください。
 
ー道中を楽しめるー
夜行バスはカーテンを閉めてしまいますので外の景色を楽しむことは出来ませんが、昼間なら景色を見ながら過ごすことができます。またPAやSAに寄ったときには買い物や食事も楽しむことができます。夜はほとんどの店が開いていないですものね。購入したものをバスの車内で食べながら道中の旅を楽しむことができるでしょう。

 

昼行バスと夜行バス、どちらもメリットがありました。道中の旅を楽しむのであれば昼行バスを利用し、時間を有効利用したいのであれば夜行バスを利用した方がよいでしょう。ほかの交通機関に比べ値段も安く設定されています。また乗り換えなしで中心地まで行くこともできます。最近のバスの車内設備はかなり充実していますので使い勝手も良いのではないでしょうか。

 

バスは新幹線や飛行機に比べて速さはありませんが、また違った良さを感じることができるのも事実です。ぜひ皆さんもバス旅を計画されるのをお勧めします。

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

モノレールのメリット・デメリットって何?

f:id:pointia:20190128183143j:plain

皆さんはモノレールに乗ったことはありますか?現在日本には10のモノレールが走っています。特に半分以上が関東で走っています。

  • 東京モノレール(東京)→浜松町から羽田空港までつながっています。
  • 上野動物園モノレール(東京)→2019年運休予定だそうです。
  • 多摩都市モノレール(東京)
  • 湘南モノレール(神奈川)→大船から湘南江の島までつながっています。
  • 千葉都市モノレール(千葉)→2路線あります。
  • 舞浜リゾートライン(千葉)→ディズニーランドやディズニーシーなどを結んでいます。
  • 大阪モノレール(大阪)→万博記念公園を走っています。2路線あります。
  • スカイレール(広島)→住宅団地への交通機関として建設されたもの。見た目はロープウェイです。
  • 北九州モノレール(福岡)
  • ゆいレール(沖縄)→那覇空港から首里まで走っています。

 

広島のスカイレールを除いて都市部に集中していますね。しかしなぜ鉄道ではなくモノレールを採用したのでしょうか。メリットとデメリットを挙げていきたいと思います。

 

メリット

  • 鉄道に比べて用地を必要としない。都市部では用地確保が大変難しいですが、モノレールは公道の上に建設することが多いので建設しやすい。
  • ゴムタイヤを使うものについては、騒音も少なく、摩擦が大きいので急こう配にも強いです。小さい曲線にも対応できます。
  • タイヤなので急発進や急停車に強く、駅間が短くても効率よく運行できます。

 

デメリット

  • 鉄道に比べて高速性能が劣ります。といっても東京モノレールは80キロも出すことができます。
  • 車両が故障した際には避難が難しくなります。
  • タイヤの摩耗が早いので交換頻度が高くなり、維持費が交換費用がかさみます。
  • 鉄道に比べて運べる人数が少ないです。
  • 公道の上を走行するので、景観が悪くなります。

 

このようにメリットとデメリットを見てゆくと、どこででも建設できるわけではなさそうですね。実はモノレールには大きく分けて2種類あります。跨座式と懸垂式です。

 

●跨座式は、東京モノレールやゆいレールなどレールにまたがっているものです。

●懸垂式は、湘南モノレールや千葉都市モノレールなどぶら下がっているものです⇩。

f:id:pointia:20190128204952j:plain

モノレールはほとんどが高架を走っていますし、車窓には遮る壁もありませんので景色を楽しめます(でも都市部を走っていることが多いのでビルが多いですけど…)。ぜひ跨座式と懸垂式のモノレール一度乗ってみてはいかがでしょうか。

 

にほんブログ村 教育ブログ 社会科教育へ
にほんブログ村

なぜ新宿駅はあんなに複雑なの?

f:id:pointia:20190121211935j:plain

答え:乗り入れ路線の多さと、出口の多さが原因

 

皆さんは新宿駅を利用されたことはありますか?私も最初新宿駅を利用したときは、人の多さと広さにビックリしました。行きたい場所にもすぐに行けず、地図とにらめっこしたこともあります。毎日利用されている方なら分かるかもしれませんが、数回利用しただけなら構内を把握することは難しいでしょう。そもそも行きたい場所以外を調べようとは思いませんよね。でもなんで新宿駅は複雑な作りになっているのでしょう。

 

新宿駅の1日平均乗降者数は353万人(2017年)。す、すごい人数ですね。一日にこんなにも人が集まってくるんですね…

 

乗り入れ路線は、JR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、東京メトロ、東京都交通局の5社が乗り入れる巨大なターミナル駅となっています。

・JR→総武線、中央線、山手線、埼京線、湘南新宿ライン

・京王電鉄

・小田急電鉄

・東京メトロ→丸ノ内線

・都営地下鉄→新宿線、大江戸線

 

改札はどのくらいあるのでしょうか。8つですあります。

・西口系統→西口、中央西口

・東口系統→東口、中央東口

・南口系統→南口、東南口、サザンテラス口、新南口

 

こりゃ分からないはずですね。特に西口あたりは小田急と京王も乗り入れていますので乗り換えは大変でした。久しぶりに行くと広さと人の多さに圧倒されてなんだか疲れます…。出口は看板を見ればいいのですが、他社への乗り換えが大変なのと地下街がややこしいったらありゃしない。難易度の高い駅です。

 

しかし、世界一多くの人が利用する新宿駅。美味しい食べ物もありますし、百貨店を含め買い物ができる場所もたくさんあります。近くにはバスタ新宿もあるのでバス好きにはたまらない街ですね。私も道に迷ってかなり歩きました。ダイエットにも良い駅かも知れませんね…

 

ぜひ一度、「新宿ダンジョン」と揶揄される新宿駅を探検してみるのはいかがでしょうか。たくさんの人が行き交っていますので人間観察するだけでもとても面白いでしょう。

 

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 関東情報へ
にほんブログ村